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ゲームをフルスクリーンにするとカクつくときの原因と対処法

 

はじめに

強いスペックのPCを買ってやることといえば大抵はPCゲームでしょう。

しかし、なぜか強いPCを買ってもゲーム画面がカクつくことがあります。

FPS表示でもフルスクリーンにすると低下しているのが確認出来るはずですし、体感ではそれよりも悪く感じるでしょう。

私自身、たいした負荷でもないゲームがフルスクリーンモードにしただけでカクついてしまい悩んでいました。

 

今回はフルスクリーンモードにしたときだけ画面がカクついてしまう原因を特定しましたので、皆さんにシェアするとともに解決法も合せて紹介します。

 

原因

ズバリ、原因は「垂直同期」です。

 

 

垂直同期はモニターとパソコンそれぞれが対応することで動作する機能です。

ディスプレイのリフレッシュレートに合せてGPUが画像データを送ることでテアリングとよばれる画面が波打つ現象が発生しないようにしています。

 

例えば、比較的軽めのゲームをプレイしていてGPUからは200Hz (200fps)のリフレッシュレートの画像データが送られる状況を想像してください。

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GPUから高リフレッシュレートのデータが転送されると・・

この状況で出力側のモニタは60Hzまでしか対応していないと、モニタ上で60Hzまで落とす必要があります。

この際に、画面内で前のコマと次のコマが一緒になって表示されてしまうことがあるそうで、これをテアリングと呼びます。

 

垂直同期ではGPUからの出力をモニタのスペックに合わせて調整することで、テアリングの発生を抑える効果を狙っています。

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GPUとモニタを同期

 

しかし、逆にGPUの性能が低い場合や何らかの不具合があるとモニタが表示したい画像がGPUから送られてこず、モニタからはカクついた画像が出てくることになってしまいます。

 

対処法

対処法は簡単で、「垂直同期機能をオフにする」だけ。

 

主に3つの垂直同期設定があるので一緒に見ていきましょう。

 

ゲーム内設定

ゲーム内設定から垂直同期のオンとオフを切り替えることが出来ます。

まずはここをオフにしてカクついたままかどうかを見てみましょう。

 

GPUドライバの設定

これでもあまり改善しない場合はGPUドライバの設定をいじってみましょう。

ドライバ内にゲーム毎に個別に設定を変更できる項目があるはずです。

 

そこに垂直同期の設定があるので、それを「オフ」にしてみましょう。

私はRadeon系を使っているため、AMD FreeSyncが垂直同期に該当する設定となっています。

恐らくNvidiaRadeonも初期設定では「適応」や「最適化」などになっているはずです。

 

この設定でかなりカクつきは抑えられるはずです。

 

モニタ設定

ここまでしてもまだ若干カクついているように見える場合は最後の設定項目、モニタの設定です。

 

モニタの設定から垂直同期をオフにしてみましょう。

これで恐らくカクつきは無くなっているはずです。

 

おわりに

私の場合は上記の設定でフルスクリーン時のカクつきが無くなりました。

同様の症状で悩まされている方の参考になれば幸いです。

それでは。