はじめに
Matlabで作業をする際、Matlab Driveを使うことで異なるコンピュータでもファイルを共有して作業することが出来るメリットがあります。
しかし、問題が発生することもしばしば。私自身、少し前の話ですがMatlab Drieで同期エラーが発生して上手く使えないという問題が発生しました。
そのときの問題は何とか解消出来たので、今回はMatlab Driveのファイル同期におけるエラーが発生した際の対処法についてお教えします。
環境
Matlab2021 & Matlab2022
発生した問題
特定のフォルダ内のファイル全てで同期エラーが発生しました。
同期できていないため、他のコンピュータでは該当フォルダ内のファイルを見られません。
このエラーは該当のフォルダを削除しても解消されませんでした。
また、MATLAB Driveアプリ自体を1回アンインストールして入れ直しても解消されません。
解決方法
私の場合、試しにやってみた方法が上手く作用しただけなので、全ての人に当てはまる解決策では無いと思われます。
あくまでも参考程度にご覧ください。
まず、デスクトップなどにフォルダを適当に作り、その中に該当フォルダの中身をまるごと移動させます。
この「移動」がポイントです。
同期エラーでファイルが存在しないのであれば、削除は意味がありません。しかし、移動であれば、同期エラーの状態でも実行可能なようです。
移動させる際、中身にフォルダが含まれていても問題ありません。
例えばフォルダの中にフォルダが入った入れ子状態になっていても、いちいちファイルだけ抜き取る必要は無いということです。
中身を移動してから少し待つとエラーが解消されます。
エラーが解消した後は、元あった場所にフォルダの中身を戻せばokです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
ファイルの同期エラーは、Onedriveなどの他のクラウドサービスでも起こりうる問題でしょうから、今回の解決方法を転用することも出来るのではと考えています。
この記事がお役に立てれば幸いです。
それでは。