はじめに
マウスのホイールを押し込むことで機能する中ボタンって便利ですよね。
ブラウザであればリンクを中クリックすることで新規タブで開けますし、タブにカーソルを合わせて中クリックすれば極小の✕ボタンをクリックすることなくタブを消すことが出来ます。
そしてエレコムのマウス、便利ですよね
私の場合は左利き用のトラックボールマウスがエレコムでしか発売されていないので、購入いたしました。
しかし、エレコム製のマウスだと「Macでは」中クリックが出来ません。専用アプリで割り当てたとしても通常の動作をしてくれないんです。
この記事では簡単に解決方法をお伝えします。
中ボタンを使えるようにする方法
1. Karabiner-Elementsをインストールする。
Karabiner-ElementsはMacでWindows用のキーボードを使っている方にはおなじみのキー割り当て変更ソフトです。MacOS Big Surにも対応したので、今後も安心して使用できると思います。
下にリンクを張っておきます。
インストール手順は普通のソフトと同様に行えばOKです。
インストール後は「Karabiner-Key Elements」本体と、マウスなどで今クリックしているボタンがbutton1なのかbutton2なのかといった割り当てがわかるEvent viewerの2つがランチャーに追加されているのが確認できるはずです。
私のマウスでは中ボタンはbutton5でしたが、マウスの種類が違うと割り当て番号も変わると思うので、念のためEvent viewerで確認することをお勧めします。
EventViewerを開くとウィンドウが表示されます。
ウィンドウの右下部分にmouseと書かれた領域があると思うので、その中にカーソルを持って行って割り当てを確認したいマウスのボタンをクリックするとそのボタンが何番に割り当てられているかを確認できます。
ちなみに、キーボードの場合は普通にキーを押すことでウィンドウの中央部分にどのキーが押されたかが表示されます。
2. Karabinerで設定をして完了
下に画像を貼っておきます。下の画像は全ての設定を終えたあとなので、中央の表にボタン割り当てがありますが、最初に起動したときは何もないはずです。
まずはパソコンに接続しているUSB機器のうちどれに対して設定を適用するかを指定する必要があるので、ウィンドウ上部の「Device」タブをクリックして、適用したい機器にチェックマークを入れます。
その後、最初の「Simple modifications」のタブに戻ってきたらタブの1つ下にある「Target device」横をクリックし、適用したい機器をクリックします。
クリックを終えたら、ウィンドウ左下の「Add item」をクリックし、表のなかに写真のような選択できるものが現れるはずなので、左側に先ほど確認したボタンを、右側に中ボタンであれば「button3」を割り当てます。
これで完了です。
ちなみに左クリックはbutton1、右クリックはbutton2を割り当てることで動作します。
最後に
いかがでしたでしょうか。
Karabinerを使用すればマウスだけでなくあらゆるキーの割り当てを簡単に変えることが出来ます。
私の場合はキーボード割り当てでもかなりお世話になっています。Macの設定からも変えられますが、Karabinerの場合は例えば左Shiftと右Shiftキーを別々に変えることが出来るので、かなり便利です。
この記事がお役に立てれば幸いです。
それでは。