はじめに
今まではNvidia率いるGeforceの専売特許だったマイク使用時のノイズ除去機能と同様の機能がついにAMDのRadeonでも利用可能になりましたね。
その名も「AMD Noise Suppression (エーエムディー ノイズサプレッション)」。
ディープラーニングを用いたアルゴリズムによって動作するため、仕組みとしてはNvidiaのRTX Voiceと同様だと思われます(RTX VoiceでもTensorコアでなくCUDAを使っているそうです)。
私も早速AMD Softwareを最新バージョンにアップデートして試してみたのですが、何故かノイズだけでなく私の声も入力できない状態で、無音になってしまいました。
今回はAMD Noise Suppressionを使った際に音声が入力されない原因を見つけて解決したので皆さんにシェアします。
原因
原因は「マイクの名前に日本語が入っていたから」です。
AMD Noise Suppressionの入力デバイスを選択する画面を見ると「マイク(~~~)」というような表記のデバイスがあると思います。
そして、音声を入力出来ない方は恐らくこういった名前に日本語が入っているデバイスを選択していると思います。
このような表記だとAMD Software側がちゃんと認識してくれないようです。
対処法
対処法は、当たり前ですが「マイクの名称を日本語以外に変更する」です。
下にWindows11用ですが大まかなフローを書きます。Windows10でも大して変わらないと思うので参考にしてみてください。
- Windowsの設定を開く。
- 「設定の検索」から「サウンドの設定」と入力してエンターキーを押す。
- 一番下の方に「サウンドの詳細設定」というボタンがあるのでクリックする。
「サウンドの設定」の一番下部分 - 「録音」タブから、名称変更したいデバイスを右クリックし、プロパティを開く。
- マイクのアイコンの右側の入力エリアが選択済みになっていると思うので、アルファベットで任意の名前に書き換える。
マイクのプロパティ、上部分 - 「適用」⇒「OK」⇒「OK」で変更を確定する。
- すこし待てばAMD Softwareに反映される。
以上になります。
変更後のアルファベット名のマイクを選択出来れば成功です。
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おわりに
いかがでしたでしょうか。
日本語対応していないといった点は、今後のバージョンアップデートで改善する気もしますが、とりあえず現時点ではマイク名を変更するしかありません。
実際にNoise Suppressionを使ってみての感想ですが、私の声は聞こえつつ周囲のノイズをうまく消せていると思いました。
ただ、空気清浄機「強」のような低音はかなり消してくれる一方で、クリック音などの高めの音は若干聞こえてしまうという改善の余地も見られました。
とはいえ、Zoomなどのウェブミーティングで使う分にはウェブミーティングアプリ自体のノイズ除去機能も併せて使うことで更に良くなりそうな気がします。
この記事がお役に立てれば幸いです。
それでは。