はじめに
AirPods Proって防水をうたってはいますが、実際に水に濡らすとかなり焦るような状態になりますよね。
でも、それってもしかしたら正常な動作かもしれません。
今回は私自身の体験から、AirPods Proを水に濡らして動作がおかしくなったときの対処法と、水に濡れたAirPods Proがどうして変な動作を取るのかについて考察しました。
私の水没環境
- イヤーチップ(先端のシリコン部分)を洗おうと思って、AirPods Pro本体ごと水で軽く流してから右側だけ動作がおかしくなった。
- 定期的に「ピーピー」と高音がなる。(耳にはめると必ず高音が鳴る)
- ノイキャンや外音取り込み状態にしているとガサガサ音が鳴り続ける。
対策
- イヤーチップがまだついている状態のときは外す。
- 動作がおかしい側のイヤホンをとにかく乾かす。(扇風機や空気清浄機の風を当てられる環境であれば、風が当たる場所に置いて放置)
- 十分乾いたと思ったら(私の場合は一晩放置しました)、ケースに戻して充電。
- 試しに耳にはめてみる。
ここで耳にはめて直っていれば問題ありません。
まだガサガサ音などの異音がする場合、2つの可能性が考えられます。
ノイキャン用のマイク内にまだ水が残っている。
→この場合は乾かす時間が足りていません。ケースから取り出して風通しが良い場所でもう少しイヤホンを放置してみましょう。
ソフトの問題←たぶんこれが原因
→この場合はリセットで直るはずです。下にApple公式のリセットのやり方ページを載せておくので、参考にしてください。(ペアリングが解除されるので、リセット後に再びiPhoneなどに繋ぎ直す必要があります)
私の場合はリセットで直りました。
ただ、一回リセットしただけではなぜか直らず、二回目でようやく通常の動作に戻った感じです。
AirPods Proが変な動作をする原因を考察
私が経験したのは上で述べた高音とガサガサ音のみなので、この2つについて簡単に考察します。
ピーピー音(高音)が鳴る原因
これについては2つの原因が考えられます。
1.AirPods Proが濡れていることへの通知説
単純に通知として本体が濡れていることを知らせるために音が鳴っている可能性はあります。Appleの公式サポートページには「使う前や充電ケースに入れる前に完全に乾かす」と書いてあるので、ピーピー音が鳴っている間はケースなどに入れない方が良いでしょう。
2.水抜き用の音源説
実は、スピーカーの水抜き用の音というのがあるのをご存じでしょうか。YouTubeにもそういった音源が沢山あって、風呂場でスマホを使っていてスピーカーに水が入ってしまったときなどに有用なものです。
こういった音源は音量を上げて流すことでスピーカーから風が出るのと同じ現象が発生するため、その風で水を吹き飛ばすことが出来ます。
AirPods Proのピーピー音が水を吹き飛ばす用である可能性はあります。
ノイキャンなどでガサガサ音が鳴る原因
マイク内に水が入った説
上の「対策」の項でも書いていますが、マイク内に水が入ったことが原因だと思われます。
外音取り込み機能は外側のマイクから音を取り込んで流していますし、ノイキャンも外側のマイクから音を取り込んで打ち消すような音を流すことで機能を発揮しています。
つまり、外側のマイクなどに水が入ってしまうとマイク上の水音を拾って勝手に打ち消したりしようとしてしまうためガサガサ音が鳴ってしまうわけです。
ちなみに、AirPods Proの場合は内側にもマイクがあって、耳とシリコンのイヤーチップが擦れる音などを消してくれています。そのため、内側しか濡らしていない場合でもガサガサ音が鳴る可能性は十分あります。
まとめ
まとめると、乾かせばとりあえずOK。
乾かしてもダメなら本体をケースにしまってケース背面のボタンを押すことでリセットすれば大体解決。
数回リセットを試してみても駄目そうなら修理に持って行きましょう。
よっぽど強い水流を浴びせでもしない限りは大丈夫だとは思いますから、安心してください。
この記事がお役に立てれば幸いです。
それでは。