はじめに
先日、iPadをPCに繋げてサブディスプレイ化しようと思い、type-Cケーブルをパソコンに接続したところ「USBポートの電力サージ」という通知が何度も表示されてしまうという現象が発生しました。
通知をクリックすると「リセット」ボタンなどがあってクリックしたりもしましたが状況は改善されず。
しまいには他のUSBポートも使えなくなってしまいました。
しかし、実は非常に単純かつ危険な間違いをしていました。
今回はもしかすると私と同様の間違いをしてしまって検索をかけている人がいるかもしれないので、シェア致します。
なお、これから紹介する原因はあくまでも私の場合であって、万人に共通するものではありません。
ご了承ください。
原因
原因をズバリ言うと、
type-C端子をtype-Aのポートに挿していた。
というものです。
type-AのUSBポートというのは昔からある長方形のポートです。
type-CのUSBポートは最近登場したコネクタで、楕円形で表裏がないという特徴があります。
このtype-Cのコネクタは細いため、type-Aの隙間に入ってしまうんです。
そうなるとtype-Aのコネクタ内がショートしてしまい、メーカーが想定するよりも遙かに多くの電流が流れるため「電力サージ」の通知が出たりPCの動作不良が発生します。
私の場合だとUSBポートがPCの裏にあって、適当に手探りで差し込んだところこの挿し間違えが発生しました。
対処法
まだ通知が出続けていてこの原因に思い当たる節がある方は、今すぐ挿し間違えたUSBケーブルを抜いてください。
PCから焼き焦げた匂いがしてなければ、まだ大丈夫な可能性が高いです。
PCの電源をシャットダウンし、PCの主電源も落としましょう。
電源を落としている間に、挿し間違えてしまったUSB-Aポートの内側の板が曲がっていないか確認すると良いです。
手頃なType-Aケーブルを差し込んでみて、ちゃんと差し込めればOKだと思います。
その後数分待って、PC内の放電が完了した頃を見計らってもう一度電源をつけます。
そして挿し間違えたポートに何らかのUSB機器を差し込んで正しく動作すれば大丈夫です。
再起動後も動かない場合は・・・
USBポートのドライバを再インストールするなどの方法はありますが、上記の「USBの挿し間違い」が原因だった場合はドライバのバグではなく物理的な要因です。
特に、焼き焦げた匂いなどがしていた場合は基盤が焼損している可能性が高いです。
そうなった場合は、購入した店舗に修理依頼を出すか買い換えるしかありません。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
単純にUSBポートの電力サージと検索しただけだと、一般的なドライバのバグなどが該当しやすいですが、実は物理的な要因が絡んでいる場合があります。
今回、私のパソコンは何とか死なずに生還しましたが、下手すると火事になりうる可能性もあります。
皆さんもお気をつけて。
この記事がお役に立てれば幸いです。
それでは。