1そもそもパソコンって必要?
「大学生はパソコンが必要ってどっかで聞いた気がする。」
何に使うかは細かくわからなくても、何となく大学生ってパソコンを使ってるイメージありませんか?
学部や学科によっては指定されたパソコンを入学前に必ず購入しないといけないところもありますが、そうでない人からしたら何に使うかもよくわからないのに高いお金を払うのは躊躇しますよね。そこで、大学に入って実際にどのようにパソコンを使うのか、タブレットで代用は効くのかなどをお教えします。
大学生はパソコンを使って何をしてるの?
文系と理系で作業内容が若干違うので、分けて考えましょう。
筆者は理系ですが高校からずっと仲の良い友人が文系なので、文系目線の話も触れていきます。
:文系
レポート作成と授業の板書用が主な用途です。
レポートをオンラインで提出する場面がたくさんあります。そのため、レポートの題材について調べ、書いて提出までをパソコン一台で行えるということです。スライドを制作しないといけない課題もあるため、スマホだけでは厳しい場面も出てくるでしょう。
板書については、大学生になって紙からデジタルに変える人は割といます。ただし、教員によっては授業中に電子機器の使用を禁止する人もいるので、初回の授業でよく話を聞いておきましょう。友人はスマホのタイピングでも板書していました。
:理系
レポート作成と理数系ソフトの運用が主な用途です。
同じレポート作成といっても、理系は上記の文系の作業に加えてエクセルなどの表計算ソフトも使用します。スマホでもエクセルは使えますが、はっきり言って使いにくいです。
理数系ソフトについては、使う人によってそれぞれ異なります。例えばプログラミングソフトであったり、Mathematicaのような高度な計算ソフトなど様々なものがあります。
作図や式を書くことが多い理系はパソコンを使って板書するのは難しいです。ペンで直接書き込めるパソコンであれば大丈夫かも?
タブレットじゃダメ?
「何をするかは分かったけど、それってタブレットでもいいんじゃないの?」
そんなことを考える人は多いと思います。
結論から言うと、厳しいとおもいます。筆者は在学中にパソコンに加えてiPadも使用していましたが、がっつりレポート作成をする際はパソコンを使用しました。キーボードで画面が覆われる仕様や、スライド作成でオブジェクトの位置を微調整できなかったり、ソフトによってはパソコン版から削られた仕様があったりして痒いところに手が届かないところがネック。
タブレットとスマホは共通する機能も多いので、スマホをすでに持っているなら最初に購入する1台はタブレットよりもパソコンを選ぶべきだと思います。
2MacとWindowsのメリット、デメリット
筆者は大学在学中にMacとWindowsの両方を使っていたので、使った上での感想も交えてて比較していきます。
Macのメリットデメリット
[メリット]
・デザインに優れている
どんな道具を使うかもファッションのうち。よく分からないゴツそうなWindowsPCよりもMacを使っている方がスタイリッシュなイメージを抱くと思います。
・ハズレ機種が少ない
Macはパソコン本体からOSなどのソフトまでAppleが一貫して開発しています。そのため性能はある程度保証されていますし、レポート作成くらいの軽作業用途であればいわゆる地雷機種などもありません。Windowsと違って選択肢が少ないのも、購入時に迷わなくて良いと言う意味で評価できます。
個人的にはこれが一番大きいメリットだと思います。
例えばAirDropsが使えるので、iPhoneで撮った写真や動画をすぐにMacに送ってレポートに貼り付けたり、Macで作成していたレポートをiPhoneに送って電車やバスで続きを書いたりもできます。クラウドストレージサービスでも代用できますが、AirDropsであればwifiに繋がっていなくても近くに端末があれば出来ますし、何よりも簡単なのでとても便利です。
また、MacとiPhone、iPadはそれぞれ同じアプリが提供されていることが多いので、icloudを使うことでMacやiPadでとった板書をiPhoneで確認したり、iPhoneでやっていた調べ物の続きをMacの大画面ですぐに再開することもできます。
・MacのパソコンでWindowsOSが使える
ストレージに余裕があるMacが1台あれば、MacOSとWindowsOSを切り替えながら使うことができます。この後記載するデメリットの一つはこの機能を使うことで解消できます。興味がある方は BootCamp で検索してみてください。
[デメリット]
・コスパが悪い
これは一番言われていることだと思います。実際、同じ値段のwindowsPCであればより新しい世代のより上位のCPUを搭載した、より軽量なパソコンが手に入るでしょう。
・わりと重量がある
指摘する人は少ないですが、Windowsのウルトラブックなどと比べると重さが目立つと感じます。記事執筆時点のMacBookは全モデルがアルミニウムボディを採用しているため、高級感はあるもののその分重くなっています(1.25kg〜)。大学生は通学、キャンパス移動、帰宅途中のバイト先など様々な場所にパソコンを持っていくので重量があるのはデメリットとなるでしょう。据え置き型であれば問題ないです。
・使えないソフトがある
世界的に見て圧倒的なシェアを誇るのはWindowsです。そのため、Windowsにしか対応していないソフトというのはかなりあります。便利なフリーソフトやPCゲームにはよくある傾向です。ただし、BootCampを使えば完全解消します。
Windowsのメリット、デメリット
[メリット]
・会社や様々な場所で使われている
おそらく大学に設置してある学生が使えるパソコンはWindowsでしょう。また、普通の会社に就職すればWindowsパソコンが割り当てられることになると思います。ネットカフェなどに設置してあるのもWindowsPCがほとんどです。つまり、様々な環境下で使うことになるWindowsに大学生のうちから慣れることができるのはメリットであると言えます。
・個性を出しやすい
WindowsPCはとても沢山の会社から様々な機種が出ています。突飛なものだとキーボードもディスプレイで表示されているものなどもあり、使う機種によって使用者の個性が出せるのがメリットです。タッチディスプレイが搭載されているモデルであれば、タッチペンなどを使って図形や式の板書などもできます。
・持ち運びしやすいモデルがある
MacBookは1kg以上のモデルしかありませんが、Windowsには600g台のモデルも存在しています。とにかく荷物を軽くしたい人などにはおすすめです。
・様々なPCゲームが遊べる
Windowsにはゲーミングパソコンもラインナップされています。かなり重量がありますが、パソコンでゲームをしたいし授業にも使いたいという人にはちょうどいい選択肢かもしれません(私の友人もゲーミングノートPCを持ち運んでいました)。また、Windowsに対応していないPCゲームはほとんど存在しないので、パソコンでゲームをしたい人にはWindowsは必須でしょう。
[デメリット]
・選択肢が多い
Macと違ってWindowsは1万円代から売っています。もちろん安い分性能も低く、文書作成すらままならないものも多いので、購入時にはよく調べる必要があります。ただし、大手が販売しているパソコンであればハズレはほとんどないです。
・MacOSが使えない
Windowsパソコンにも対応していないソフトが存在します。それはApple製のソフトです。WindowsパソコンではMacOSに切り替えられないので、Apple製ソフトを使いたくても、大人しく他のソフトを使う必要があります。
・スマホとの連携は不得手
クラウドストレージを使えばiPhone、Mac間の連携と同様のことはできますが、利便性でいえばどうしても劣ります。
3Mac、Windowsはこんな人に合うかも
Macが合いそうな人
普段からよくiPhoneを使っていて、連携を重視する人はMacがおすすめです。また、音楽などクリエイティブな作業をする方はApple製ソフトが動くMacでないとダメでしょう。512GB以上のモデルならWindowsを入れてもかなり快適なので、両方使えるMacはむしろお得かもしれません。
Windowsが合いそうな人
学校でのパソコン利用を今後のスキルアップに使いたい、パソコンに様々なソフトを入れて使いたいと言う人にはWindowsがおすすめです。MacとWindowsではキーボードの配置も違うので、大学時代にWindowsを使っておけば就職後なども迷うことなくパソコンを使うことができると思います。
4まとめ
Macを選ぶのが正解であるとか、Windowsを選ぶのが正解であるといった絶対的な基準はありません。メリットとデメリットをしっかり把握した上で、自分が好きな方を選ぶのが良いと思います。
筆者の場合は入学時にWindowsの超軽量PCを買い、在学中にMacにも手を出したクチです。
皆さんも楽しいキャンパスライフをパソコンと共に送ってください!
それではまた。