シュミシュミット通信

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EAアカウントの2段階認証でApp AuthenticatorでのQRコードがサポートされていないときの原因と対処法

はじめに

ゲームを遊ぶ上でEAアカウントが必要になる場面がしばしばあると思います。

しかしアカウントはしばしばセキュリティ上の危機にさらされるもので、安全に保つために2段階認証を取り入れたいと考える方も多いはずです。

 

私も2段階認証を有効にして手持ちの2段階認証アプリを使えるようにしようと考えたのですが、何故かQRコードを読み取っても無効となっていました。

 

今回はこの原因を特定しましたので、解決方法を書いていきます。

 

現象

まず始めに問題を明確にするために、どんな現象が発生しているかを確認していきましょう。

 

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二段階認証の方式を選択

 

私の場合は、EAアカウントの設定から2段階認証の設定で上画像のように「App Authenticator」を選択すると下画像のようにQRコードが表示されます。

 

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アプリのインストール画面。セキュリティコードの画面ではない。

しかし、このQRコードを2段階認証アプリで読み込んでも「サポートされていません」といった表示が出るだけでコードが使えないという現象が発生していました。

 

私と同じ現象であればこの先読み進めましょう。

 

原因と解決方法

原因は実はとても簡単です。


1回目のQRコードは2段階認証アプリをダウンロードするためのリンクが埋め込まれているだけ。

 

そのため、普通のカメラでこのQRコードを読み込んでみるとアプリストアのページに飛ぶことになると思います。

ただのウェブページのリンクを2段階認証アプリで読み込んでいたためにエラーが起こっていたのですね。

 

よって、解決方法も簡単です。

すでに手持ちのアプリがある場合はすぐに「続行」ボタンをクリックすると本来の2段階認証のコードが出てきて登録できるようになります。

 

おわりに

いかがだったでしょうか。

 

よくよく表示を見てみると「App Authenticatorをインストール済みの場合は、この手順をスキップできます」と書いてあります。

私はこの文言を「すぐに2段階認証アプリでスキャンできる」と考えてしまっていましたが、単純に「続行」ボタンをクリックしてスキップしてねという言葉だったと言うことです。

 

この記事がお役に立てれば幸いです。

それでは。

Radeon Softwareが起動しないときの対処法

はじめに

AMD製のGPUであるRadeonシリーズ。

そのRadeonGPUを安定動作させるために必要なドライバが「Radeon Software」です。

 

以前は完成度が低いなどと言われることもありましたが、最近はそうでもなく私も快適に使えています。

ただ、完全に安定動作しているとは言いがたい現状です。

 

私の場合、なぜかたまにRadeon Softwareが起動しなくなると言う問題が発生します。

Windowsのスタートメニューに起動用のアイコンを置いているのですが、それをクリックしてもウィンドウが表示されず、下のタスクバーにも起動のアイコンが出ません。

 

もちろん再起動などをすれば改善しますが、再起動すると現在の作業の進捗が消えてしまいますし、この現象が起きる度に再起動するのは大変です。

私の場合はドライバを入れ直してみても同じ現象が発生しました。

 

しかし今回、解決策を見つけたのでご紹介します。

ただ、人によって起動しない原因が異なる可能性があります。また、アップデートなどによって状況が変わる可能性もあります。

あくまで自己責任でやってみてください。

 

対処法

対処法は簡単。

 

タスクマネージャーを開き、

radeon software host application」のタスクを終了する。

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タスクマネージャーでこのソフトを探す

これだけです。

 

このタスクはどうやらRadeon Softwareを起動していないタイミングでアクティブになっているようで、通常はRadeon Softwareのアイコンをクリックしてウィンドウが表示された段階で自動的にタスクが切られています。

 

起動しないときはこのタスクが残ったままなので、手動で消してあげましょう。

 

私の場合はこの方法で起動するようになりました。

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感想(1件)

 

おわりに

Radeon Softwareが起動しなくなった際の対処法について触れてきました。

この記事がお役に立てれば幸いです。

それでは。

ケーブルを挿した瞬間に「USBポートの電力サージ」の通知が出たときの原因と対処法【私の場合】

はじめに

先日、iPadをPCに繋げてサブディスプレイ化しようと思い、type-Cケーブルをパソコンに接続したところ「USBポートの電力サージ」という通知が何度も表示されてしまうという現象が発生しました。

 

通知をクリックすると「リセット」ボタンなどがあってクリックしたりもしましたが状況は改善されず。

しまいには他のUSBポートも使えなくなってしまいました。

 

しかし、実は非常に単純かつ危険な間違いをしていました。

今回はもしかすると私と同様の間違いをしてしまって検索をかけている人がいるかもしれないので、シェア致します。

 

なお、これから紹介する原因はあくまでも私の場合であって、万人に共通するものではありません。

ご了承ください。

 

原因

原因をズバリ言うと、

type-C端子をtype-Aのポートに挿していた。

というものです。

 

type-AのUSBポートというのは昔からある長方形のポートです。

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USB-A

type-CのUSBポートは最近登場したコネクタで、楕円形で表裏がないという特徴があります。

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USB-C

 

このtype-Cのコネクタは細いため、type-Aの隙間に入ってしまうんです。

そうなるとtype-Aのコネクタ内がショートしてしまい、メーカーが想定するよりも遙かに多くの電流が流れるため「電力サージ」の通知が出たりPCの動作不良が発生します。

 

私の場合だとUSBポートがPCの裏にあって、適当に手探りで差し込んだところこの挿し間違えが発生しました。

 

対処法

まだ通知が出続けていてこの原因に思い当たる節がある方は、今すぐ挿し間違えたUSBケーブルを抜いてください。

PCから焼き焦げた匂いがしてなければ、まだ大丈夫な可能性が高いです。

 

PCの電源をシャットダウンし、PCの主電源も落としましょう。

電源を落としている間に、挿し間違えてしまったUSB-Aポートの内側の板が曲がっていないか確認すると良いです。

手頃なType-Aケーブルを差し込んでみて、ちゃんと差し込めればOKだと思います。

 

その後数分待って、PC内の放電が完了した頃を見計らってもう一度電源をつけます。

そして挿し間違えたポートに何らかのUSB機器を差し込んで正しく動作すれば大丈夫です。

 

再起動後も動かない場合は・・・

USBポートのドライバを再インストールするなどの方法はありますが、上記の「USBの挿し間違い」が原因だった場合はドライバのバグではなく物理的な要因です。

特に、焼き焦げた匂いなどがしていた場合は基盤が焼損している可能性が高いです。

そうなった場合は、購入した店舗に修理依頼を出すか買い換えるしかありません。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

単純にUSBポートの電力サージと検索しただけだと、一般的なドライバのバグなどが該当しやすいですが、実は物理的な要因が絡んでいる場合があります。

 

今回、私のパソコンは何とか死なずに生還しましたが、下手すると火事になりうる可能性もあります。

皆さんもお気をつけて。

 

この記事がお役に立てれば幸いです。

それでは。

Macのカレンダーで意図しない通知が来るときの対処法

はじめに

Macユーザーにとって、Apple純正のカレンダーアプリを使う人は一定数要ると思います。

プライベートのカレンダーと職場や学校用のカレンダーなど、グループ毎にカレンダーが作れることが多く、Apple純正のカレンダーアプリを使ってそれらの様々なカレンダーをまとめて見ることが出来るのがメリットですよね。

 

しかし、Apple純正のカレンダーを使い始めてすぐに設定した覚えがないのに予定に関する通知が来ることがあります。

私も同様に通知設定した覚えがない予定に関する通知が届いていましたが、解決方法を見つけましたので皆さんにシェアします。

 

やりかた

カレンダーアプリの設定から変更することが出来ます。

カレンダーアプリを立ち上げて、左上のカレンダーと書いてある部分をクリック。出てきたポップアップの上から2番目に「環境設定」と書いてある部分をクリックします。

 

下の画像のように、設定内の「通知」タブを開きます。

初期設定では下の画像のように、「終日イベント」設定時は前日の午前9時に通知が来るように設定されています。

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初期設定。終日のイベントは前日に通知が来るようになっている

「終日イベント」というのは1日全ての予定のことです。

何かの記念日や、旅行などをカレンダーに登録する際に終日イベントとして登録することが多いと思います。

 

このままだと終日イベントが翌日に迫る度に通知が来るので、次の画像のように「終日イベント」の通知を「なし」に変更します。

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このように設定を変更することで通知をオフに出来る

 

これでAppl,e純正のカレンダーアプリから設定していない通知が来るのを止めることが出来るはずです。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

デフォルトで勝手に通知がオンになっていると少し不便な場合もありますよね。

 

この記事がお役に立てれば幸いです。

それでは。

MacBook Pro(14-inch)は何Wの電源アダプタまで使えるか検証【M1Pro】

 

はじめに

デスクトップパソコンよりも強力な力を発揮するM1 ProやM1 Max搭載のMacbook Proシリーズ。

処理性能が高いだけではなく、バッテリーの持ちも長所の1つです。

 

しかし、やはり朝から晩まで使用しているとバッテリーが大きく減ってしまうのも事実。そんなときはACアダプタを接続するしかありません。

ACアダプタはMacbookについてくる純正のものもありますが、そうしたものは出力は大きく急速充電が出来る代わりに大きくて重たいという欠点もあり、出先ではできるだけ小さいもので済ませたいところ。

M1シリーズであれば18Wや20W程度の、パソコンにしては比較的低電力なACアダプタでも使えるのではないかと思ったわけです。

 

そこで、今回は出先で10時間ほどMacbook Proを使用する際にiPad Proに付属していた18W充電器を持って行って使ってみました。

付属の充電器だと14インチモデルでは67~96Wの電源なので、18Wクラスはかなり電力が小さい製品になります。

 

では実際に使えるかどうかを皆さんにシェアしていきます。

 

環境

参考までに最初に私がMacbook Proを使用している環境を簡単にシェアします。

  • M1 Pro 10コアCPU、14コアGPU(一番下から2番目のグレード)のMacbook Pro14インチモデル。
  • 4kディスプレイに外部出力。本体ディスプレイと併せて2画面で使用。
  • logicoolのマウスを使用。キーボードはMacbook本体のもの。
  • ブラウザやOfficeアプリ各種を使い、複数のファイルを同時に起動。
  • 定期的に、終了まで1分ほどかかるシミュレーションソフトを実行。
  • あまりアプリを落とさないので、メモリは12~13GB程度使用している状態。

 

使用感

結論から先に言うと、バッテリーが減ることなく18Wという比較的低電力なACアダプタからの電源だけで電力をまかなうことができました。

 

Macでは現在の電源情報を表示することができ、バッテリーの電力を使って動いているのかACアダプタからの電力で動いているかを判別することが出来ます。

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しっかりとACアダプタを電源としてシステムを動かしているのがわかる

これによると、確かにACアダプタからの電源で動いていることが分かります。

 

また、5,6時間程度使ってもずっと100%のままだったので、しっかりとACアダプタからの電源のみを使って全ての処理を実行できていると分かります。

ここで気になったのが、18W電源でMacbookを動かすために処理速度を制限しているのではないかという疑問です。

この疑問を解決するために2種類の検証を行いました。

 

シミュレーションソフトでの実測

私が主に使っているシミュレーションソフト(ソフト名は伏せます)での動作速度を検証してみました。

1秒間に何秒分のシミュレーションが出来るかが数字で出ています。

  • 11ms/s(低電力モード)
  • 13.8ms/s(バッテリー)
  • 14.5ms/s(18Wの電源に接続)

 

Appleの発表会的にはバッテリーモードと電源に接続したときで動作速度が変わらないという印象を受けましたが、実際にはわずかに低下するようです。

いずれにしても、18Wの電源によって普段より動作が遅くなるといったことはないようです。

 

ベンチマークソフトでの測定

Geekbench 5というクロスプラットフォームベンチマークソフトを使って、18W電源に接続した際の動作速度を測定しました。

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18Wの電源を接続した状態で実行したベンチマーク結果



Macbook Proに付属していた96WのACアダプタを使用した際はSingle-Core Scoreが1761、Multi-Core Scoreが12473だったので若干下がってはいますが、毎回同じ値が出るわけではないので測定誤差の範囲とも言えます。

 

もっと低い電力(5W)だと・・?

後日、5Wでしか給電出来ない環境にいる機会があったため、5W給電での使用感もシェアします。

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そのとき使っていたケーブルの問題で5W給電しかできなかった

 

結論から言うと、バッテリーが減っていきます。

 

メニューバーのバッテリーアイコンをクリックしてみると、「電源:電源アダプタ」と表示されてはいるのですが、上記した環境で使用しているだけでゆっくりとバッテリーが減っていきます。

また、5W環境下でも同様にGeekbench 5でベンチマークスコアをとってみたところかなり低い値となっていました。

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5W電源につないだ時のベンチマークスコア

上の画像が5W電源につないだ時のベンチマークスコアです。

数字上では1割程度スコアが減少していることが分かります。

 

5WのACアダプタは最廉価の電源として様々なところで売っていますし、少し前のスマホに付属していたりするので使えたら良かったのですが、残念ながら厳しそうです。

 

 

結論

M1 Proの10コアCPU、14コアGPUモデルの14インチMacbook Proは18Wの電源でも十分に動作します。

先ほども書いたとおり、18W電源に繋いでいる状態では何時間使ってもバッテリーが減りませんでした。

 

18W電源はQuickCharge4.0までの規格のもので、高速充電対応のスマホ用ACアダプタと同じ電力となっています。

そのため、今回の検証からM1 Pro搭載のMacbook Proではスマホ用のACアダプタでも運用できるといえます。

 

18Wや20W程度のACアダプタであればAmazonなどで安価なものが沢山出回っているので、ありがたいところ。

ちなみに私が購入したのはこれです(適当に安いものを選んだだけなので、特に深い理由などはありません)。

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ただ、後述するように全てのMacbook Proユーザーに当てはまるわけではないことは注意が必要です。

 

(動画編集などの持続的に高負荷になる作業や、Macbookからスマホなどに給電をしたり様々な機器をMacbookに接続すると電力消費が大きくなると思います。

また、M1 MaxチップなどのGPUコア数が多いモデルの方が消費電力が多いため、全てのMacbook Proで同様の結果が得られるとは限りません。)

 

 

私としては、小さくて安いACアダプタが使えるということで、出先の自分のデスクに置きっぱなしにも出来るため大変満足です。

 

というわけで、Macbookに関する裏技(豆知識)でした。

この記事がお役に立てれば幸いです。

それでは。

Macbookの電源ボタンを押した際の挙動について【Apple Silicon】

はじめに

最近はAppleSilicon搭載機などMacの魅力がどんどん増していますね。

私もMacbookを使い始めたのですが、そこで気になったのが電源ボタンを押した際の挙動。

WindowsノートPCだと設定で電源ボタンを押したときの動きを変えられるのですが、Macの設定では見当たりません。

 

検索でMacbook、電源ボタンなどで検索しても、これといった結果が出ませんでした。

しかし、今回Apple公式のサポートページから該当する記述を見つけたのと、設定で確認する方法を見つけましたので皆さんにシェアします。

 

挙動について

ズバリ言います。

電源ボタンを押すと、画面がロックされます。(ただし、TouchID搭載機のみ)

 

Touch IDは指紋認証のことで、最近のMacbookであれば全機種に搭載されている機能です。

解除する際は指を一旦Touch IDから離した後にもう一度Touch IDに乗せれば解除出来ます。

 

今、この記事をTouch ID搭載のMacで見ている方は一度電源ボタンを押してみてください。画面がロックされるはずです。

 

ソースとなるApple公式のサポートページはこちら↓

Macの画面をロックする - Apple サポート (日本)

 

設定から確認する

上記の挙動をしない方、Touch ID搭載でない方は別途で電源ボタンを押した際の挙動を確認しましょう。簡単に確認出来ます。

下の写真に従って操作してみてください。

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左上のアップルロゴをクリックして、「このMacについて」をクリック

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「システムレポート」をクリック

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左のメニューから電源を見つけてクリック

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AC電源の項目に書かれています

一番最後の写真にもあるように、「パワーボタンが押されたときにスリープ状態にする」が「はい」になっていればTouch ID搭載機の初期設定と同様になっているはずです。

 

おわりに

Appleとしては電源ボタンという言い方ではなく、Touch IDという言い方みたいですね。

そのせいで検索に引っかからないという弊害が生まれてしまったのだと思います。

 

この画面ロックが簡単にできる仕様はかなり便利だと思います。

キーボードコマンドだと複雑で覚えにくいですし、いちいち左上のアップルロゴをクリックして選択するのも面倒です。

カバーを閉じればスリープには出来ますが、外付けディスプレイを接続している状態だとクラムシェルモードに移行してしまいます。

 

電源ボタン(Touch ID)を押すだけでロックできるのはかなり便利でしょう。

 

この記事がお役に立てれば幸いです。

それでは。

ゲームをフルスクリーンにするとカクつくときの原因と対処法

 

はじめに

強いスペックのPCを買ってやることといえば大抵はPCゲームでしょう。

しかし、なぜか強いPCを買ってもゲーム画面がカクつくことがあります。

FPS表示でもフルスクリーンにすると低下しているのが確認出来るはずですし、体感ではそれよりも悪く感じるでしょう。

私自身、たいした負荷でもないゲームがフルスクリーンモードにしただけでカクついてしまい悩んでいました。

 

今回はフルスクリーンモードにしたときだけ画面がカクついてしまう原因を特定しましたので、皆さんにシェアするとともに解決法も合せて紹介します。

 

原因

ズバリ、原因は「垂直同期」です。

 

 

垂直同期はモニターとパソコンそれぞれが対応することで動作する機能です。

ディスプレイのリフレッシュレートに合せてGPUが画像データを送ることでテアリングとよばれる画面が波打つ現象が発生しないようにしています。

 

例えば、比較的軽めのゲームをプレイしていてGPUからは200Hz (200fps)のリフレッシュレートの画像データが送られる状況を想像してください。

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GPUから高リフレッシュレートのデータが転送されると・・

この状況で出力側のモニタは60Hzまでしか対応していないと、モニタ上で60Hzまで落とす必要があります。

この際に、画面内で前のコマと次のコマが一緒になって表示されてしまうことがあるそうで、これをテアリングと呼びます。

 

垂直同期ではGPUからの出力をモニタのスペックに合わせて調整することで、テアリングの発生を抑える効果を狙っています。

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GPUとモニタを同期

 

しかし、逆にGPUの性能が低い場合や何らかの不具合があるとモニタが表示したい画像がGPUから送られてこず、モニタからはカクついた画像が出てくることになってしまいます。

 

対処法

対処法は簡単で、「垂直同期機能をオフにする」だけ。

 

主に3つの垂直同期設定があるので一緒に見ていきましょう。

 

ゲーム内設定

ゲーム内設定から垂直同期のオンとオフを切り替えることが出来ます。

まずはここをオフにしてカクついたままかどうかを見てみましょう。

 

GPUドライバの設定

これでもあまり改善しない場合はGPUドライバの設定をいじってみましょう。

ドライバ内にゲーム毎に個別に設定を変更できる項目があるはずです。

 

そこに垂直同期の設定があるので、それを「オフ」にしてみましょう。

私はRadeon系を使っているため、AMD FreeSyncが垂直同期に該当する設定となっています。

恐らくNvidiaRadeonも初期設定では「適応」や「最適化」などになっているはずです。

 

この設定でかなりカクつきは抑えられるはずです。

 

モニタ設定

ここまでしてもまだ若干カクついているように見える場合は最後の設定項目、モニタの設定です。

 

モニタの設定から垂直同期をオフにしてみましょう。

これで恐らくカクつきは無くなっているはずです。

 

おわりに

私の場合は上記の設定でフルスクリーン時のカクつきが無くなりました。

同様の症状で悩まされている方の参考になれば幸いです。

それでは。