はじめに
スリープさせているのに、数秒後また起動してしまうことはありませんか?
この記事にたどり着いたということは、スリープ解除タイマーなどの設定は問題ないかと思います。
今回は、諸々のスリープ解除系の設定は問題ないはずなのに勝手にスリープ解除されてしまう理由が分かりましたので、皆さんに共有いたします。
原因と解決方法
PCの自動起動設定。
原因はおそらくデバイス由来(特にLAN周り)の起動にあると思われます。
このデバイス由来起動は、本来はマウスのクリックやキーボードのボタンを押すことでスリープからの復帰が出来る機能のことです。
皆さんもよく使われていると思いますが、この機能が変に働くと意図しないスリープ解除がされてしまうのです。
原因を特定する方法
どのデバイスによってスリープが解除されているのかを簡単に調べる方法があります。
まずコマンドプロンプトを起動(Windowsキーを押した後にcmdと入力すると、検索結果にコマンドプロンプトが出てくると思います)します。
起動したら、「powercfg -devicequery wake_armed」と入力しましょう。
そうすると、スリープ解除させたデバイスが一覧で表示されます。
大抵の場合はキーボードやマウスが表示されていると思いますが、自分で操作した覚えのないデバイス(私の場合はLAN系のコントローラーでした)が記載されていれば、それが勝手にスリープ解除される原因です。
原因を特定したら設定変更で解決
それでは、該当のデバイスがスリープ解除の原因とならないよう、設定を変更しましょう。
まずデバイスマネージャーを起動します(Windowsキーを押した後にデバイスマネージャーと入力すると、検索結果に出てくると思います)。
するとPCに接続されているデバイスがカテゴリーごとに分かれた状態で一覧表示されますので、先ほどのコマンドプロンプトで出てきた怪しいデバイスを探しましょう。
LAN系であればネットワークアダプタの項目内に入っているはずです。
該当のデバイスを見つけたら、右クリック→プロパティ→電源の管理タブまでいき、「このデバイスで、コンピュータのスタンバイ状態を解除出来るようにする」のチェックを外しましょう。LAN系であれば、「Magic Packetでのみ~」にチェックを入れるだけでもスリープ復帰を防げるはずです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
スリープ復帰は消費電力にも直結しますし、なるべく避けたいですよね。
この記事がお役に立てれば幸いです。
それでは。