はじめに
iPadとMacを2台持っている方は「sidecar(サイドカー)」という機能を使うことができます。
この機能は、iPadを隣に置いておくだけで外部モニターとして使うことが可能という大変便利なものです。
ここで気になってくるのは、画面のリフレッシュレートです。
最近のMacbook ProはProMotionに対応しており、最大で120Hzのヌルヌル画面で操作することが出来ます。加えて最近のiPad ProもProMotionに対応しており、Macbook Proと同様に最大120Hzで動作します。
つまり、ソフト上もハード上も120Hz動作する下地が揃っているわけです。
そこで実際に手持ちのMacbook ProとiPad Proを組み合わせて検証してみたので、皆さんにシェアします。
環境
- Macbook Pro 14inch 2021
- MacOS Ventura
- iPad Pro 12.9inch 2020
- iPadOS 16
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検証結果
sidecarで接続したiPad Pro側で下記のFPS (Frame Per Second)チェックサイトを開き、確認してみます。
まず120Hz対応のブラウザ(私はBraveブラウザを使いました)でfpsチェックサイトを開きます。
開いたウィンドウをsidecar状態のiPadに持って行き、何Hzか確認します。
すると、iPadにウィンドウを持って行った瞬間に60Hzに落ちてしまいました。
ちなみにMac Book Pro14インチの画面にウィンドウを持って行くと、すぐに120Hzに戻ります。
そのため、sidecar接続したiPad Proは60Hzでの動作ということが分かりました。
アメリカの掲示板であるredditにも同様の疑問に関する投稿があり、複数の人が実際の環境で試して回答していますが、どうやら120Hzにはならないようです。
おわりに
残念ながら、sidecarでProMotion機能を使うことは出来ませんでした。
しかし、そのおかげでタイムラグがほとんどなく快適にsidecar機能を使えると言えるかもしれません。
あるいは、今後のOSアップデートや新端末で可能になるかもしれません。
この記事がお役に立てれば幸いです。
それでは。