はじめに
iPhone14 Proは様々な点で進化した端末ですが、カメラについてもかなり進化しましたね。
センサーサイズが65%大きくなったため、自然な背景ボケもしてくれるなど本格的なカメラに一歩近づいた印象です。
かくいう私もiPhone14 Pro Maxを購入して使っています。
しかし、新しいiPhoneで撮影をしている際にあることに気づいてしまいました。
「1倍レンズで全然寄れない」
そうなんです。
普段なら何気なく撮れる距離なのに急にマクロ撮影になってしまいます。
簡単に距離を測ったところ、大体対象から18cm程度の距離でマクロが起動します。
静止画撮影(写真撮影)であればマクロ撮影コントロールをオンにすることで強制的に1倍に出来ますが、動画だとそうはいきません。
私も実際に動画を撮影していましたが、勝手にマクロ撮影に切り替わるせいで動画が不自然になってしまいました。
特に、今回の1倍レンズは背景ボケをしてくれるのでマクロ撮影の0.5倍に切り替わるとボケがなくなり違和感が増します。
いずれアップデートで切り替わる際のUI / UXが改善されると思いますが、今回は臨時的な措置として動画撮影中にマクロ撮影が勝手に起動しないようにする方法をシェアします。
動画撮影でマクロにならないようにする方法、1倍レンズに戻す方法
マクロにならないようにする方法
動画撮影でマクロにならないようにするには現状、
「近くの物にピントを合わせない(タップしない)」
という方法しか見つけられませんでした。
対象物にどれだけ近づいても、対象をタップしてピントを合わせようとしなければマクロに切り替わりませんでした。
1倍レンズに戻す方法
1倍に戻すときは遠くの対象をタップすれば良い、かと思いましたが、それではうまくいきませんでした。。
私の場合は「1回 0.5倍にしてから1倍にすると1倍レンズに戻ります」。
まとめ
「それじゃあ根本的な解決にならないだろ」
というのはその通りです。
そもそも、1倍レンズが全然寄れなくなっているので、マクロにならないようにした段階で近くでは撮れなくなります。
試しにざっとピントが合う距離を測ってみたところ、前使っていた機種である11 Pro Maxでは対象物から7cm程度でピントが合わなくなったのに対して、14 Pro Maxは15cm程度からピントが合わなくなります。
これでは物を大きく撮るときには使えませんね。
現実的な解決策としては
- おとなしくマクロ撮影を使う
- 少し引いて2倍撮影する
この2つだと思います。
特に2倍撮影についてはAppleも発表会で推していた印象が残っているので、高画質でアップで撮りたいときは2倍を使った方が良さそうです。
動画については、対象に寄って撮ることが想定できる際は最初から2倍にしておくと違和感が少なくなると思います。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
センサーサイズが大きくなったのは良いことなのですが、寄りで撮れなくなったのはiPhone購入前に想定していなかった誤算でした。
ハードウェアの問題なので、ソフトでの解決はなかなか難しそうな気がします。
しかし、一応マクロ撮影や2倍撮影などの解決策はあるので、これらを駆使するか先進的なアプリの登場を待つしかないですね。
この記事がお役に立てれば幸いです。
それでは。